ご挨拶

大都市一極集中が世間で取り上げられる昨今、メディアに取り上げられることもなく統廃合されていく地方の学校が、数多くあります。原因は、少子化による影響だけではないでしょう。留学から戻った2011年、地元小中学校の縮小統合のニュースを知り、悲しみを覚えました。良い教育の場を求めれば自然と、人は田舎から都市に流出していきます。結果、産業が衰退し、地元には無人の家が増えます。寂れていく地元をなんとかしたいと思いました。そして、地方に新しい教育の機会を創り抜本的改革を行える人材が育ってほしいと考える様になりました。そんな思いを抱える内、LiDSが目指す様々なバックグラウンドを持つ海外からの留学生と日本の子どもたちが同じ学び舎で教育を受けることが出来るインターナショナルスクールの設立を考えるようになりました。

格差は更なる格差を招きます。良い教育を受けたければ都市部に住み、更には多額の教育費を捻出しなければなりません。「中学受験に関する調査」(2012年・ベネッセ教育総合研究所)によれば、収入の多い家庭ではより多額の授業料を支払い、子どもに良い教育を受けさせたいと私立の学校へ通わすことを考えているそうです。

しかし、家庭の事情、地域、生活環境によっては、充実した教育が存在することを知りもしない場合もあります。知っていたとしても、学力以外の要素によって、諦めなければならない場合もあるでしょう。充実した教育カリキュラムを持つインターナショナルスクールも、同様に狭き門です。障害となるものは何でしょうか?政治家を動かせば良いのでしょうか?お金が必要なのでしょうか?それとも?

人々に学ぶチャンスを!障害になる様々なフタを取り除きたい!そんな思いを込めた”Move your lids!”を合言葉に、LiDSの活動は始まりました。


写真LiDS代表 川野 晃太

鈴鹿高専専攻科卒。本科生の時に参加したアメリカ研修をきっかけにイギリスへ留学。帰国後、ベトナムのヤマハ発動機で海外インターンを経験するなど、20カ国以上を訪れた。2013年 自動車部品メーカに就職後、新入社員のギャップイヤー制度を利用してドイツへ。労働環境や教育制度について日本との違いを痛感した。
学生時代から塾講師や家庭教師、野外教育活動支援を通じて、教育に携わりながら日々思い描いていた学校を創りたいという夢があった。震災復興支援で訪れていた石巻での活動中の出会いがきっかけとなり、現在の活動を開始した。

Twitter: @offstage96
Facebook: Kota Kawano

これまでの掲載記事

本ページに掲載したヒューマンインターフェース学会誌記事の利用に関する注意
本著作物の著作権は特定非営利活動法人ヒューマンインタフェース学会に帰属します。本著作物は著作権者であるヒューマンインタフェース学会の許可のもとに掲載するものです。ご利用に当たっては「著作権法」に従うことをお願い致します。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です